2022年5月8日

世界最大板ワカメ作り 家族連れら挑戦 岩美でフェス

 天然ワカメの産地・岩美町網代で7日、「世界最大」と銘打った板ワカメ作りがあった。家族連れらが畳8枚分の巨大な板ワカメ作りに挑戦し、山陰の特産品の魅力を再認識した。板ワカメにちなんだイベント「ワカメフェス」の一環。

 天然ワカメを板状に天日干しした板ワカメは軽くあぶって食べるなど年配者にはなじみ深いが、県外ではほとんど知られていない。高齢化と需要減で網代地区の生産者が1軒に減る中、同町出身者や移住者らが知名度を全国区に押し上げようと2019年からフェスを実施。コロナ禍で3年ぶりの対面開催となった。

 目玉の板ワカメ作りは、昨年の6畳分を上回る大きさ。参加者は地元住民に教わりながら塩抜きして脱水した網代産ワカメ55キロを簾(す)に隙間なく敷き詰め、縦7・7メートル、横1・6メートルの特大板ワカメを作り上げた。完成した板ワカメは、鳥取市内の6店舗で9日から31日まで創作料理として楽しめる。

 郡家西小2年の三浅智就君(8)は「ワカメを並べるのが楽しかった」と満足そう。同町の元地域おこし協力隊員、則定希さん(36)は「担い手を増やすのは難しいが、板ワカメのおいしさを広めたい」と話した。