2021年11月25日

旧国鉄倉吉線廃線跡の「奇跡の竹」守れ

 倉吉市関金エリアの観光資源の一つで、旧国鉄倉吉線廃線跡のレールの真ん中から真っすぐに生える「3本の竹」が寿命を迎えつつある。同廃線跡はウオーキングツアーのコースとしても人気があり、3本の竹はシンボル的な存在。関係者は「関金観光になくてはならない存在」とし、24日に養生作業を行った。

 プラットホームが残る旧泰久寺駅から少し歩くと、3本の竹が現れる。36年前の1985年3月末に廃線になったがレールはそのまま残され、3本の竹は2008年に廃線ウオークが始まった時には既に生えていたという。

 倉吉観光MICE協会の塩川修さん(51)によると、レールの下はバラストと呼ばれる石が敷き詰められており、そもそも「竹が生えたのは奇跡的」という。その景観は神秘的で生命力も感じられることから、「インスタ映えスポット」にもなっている。

 しかし、3本のうちの1本が今年夏頃から枯れ始め、今では幹が茶に変色。同協会は、3本の竹を保護して新しい竹が生えてくるようにと、竹林整備の識者に相談して根元付近に柵を取り付け、こもを敷いた。

 塩川さんは「本来なら生えない場所に生えた竹。成功するかは分からないが、この景色を守っていきたい」と話している。(加嶋祥代)